Grand ami Eugène Delacroix


CIMG4470.jpg


CIMG4472.jpg
サン・シュルピス聖堂に残る絵画


   「フランスの全ての画家は、彼の偉大なるパレットを通して描いている」 by セザンヌ

「彼」とは、ウジェーヌ・ドラクロワさん。ショパンの親友です。
彼が最期に住んだ家(1857~63年)を訪れました。

ドラクロワの絵画といえば、
ぱっと見て感じていたものが、モネやルノワールの絵のようなほわほわではなく
暗・重・陰・惨・闘・強い憧れ・・、
事実をばんっと突きつけてくるような絵も多いですよね・・。
そして、小説「葬送」で登場するドラクロワさんの語り口調もそのような感じに感じ。。
ドラクロワさんの思考を読んでいると毎回気分が重~~くなっていたので
私たちは家(アトリエ)もさぞかし重い空気なのかなと・・・(ごめんなさい笑)
行くのもちょっと覚悟していました(笑)

しかし、行ってみると、とても爽やか。 
とても気持ちがよく、柔らかで細やかな空気が体に染み込むような・・・
優しい優しい空間でした。

CIMG4465.jpg
お庭から望むアトリエ


   「私の小さな庭の眺めとのどかなアトリエは、いつも私に喜びをもたらしてくれる。」 (1857年の日記)


http://blog-imgs-37.fc2.com/n/a/o/naopiano2/CIMG4466s.jpg" target="_blank">http://blog-imgs-37.fc2.com/n/a/o/naopiano2/CIMG4466s.jpg" border="0" width="200"/> CIMG4458.jpg
アトリエ向かいの住居(2階) & 家の周辺
サン・ジェルマン・デ・プレ辺りで画家さんたちが多く住んだ地域です。


ウィーンのシューベルトの家のように、周りのアパルトマンに囲まれてぽつっと四角い?お庭があって
周辺の少しがやがやとした街並みの中に、すぽっとそこにだけ、静寂ができていました。
木が風にそよいで鳥が遊びに来て・・ずっといたくなるような場所でした。^^ もう一度行きたいです。
ここの木々たちはドラクロワ自身が植栽したそうです。

ルノワールやマネ、フランスの後々の画家たちは、ドラクロワから「感じ取り方」を学び
ピカソやマティスたちも大きな影響を受け、たくさんの「模写」を残したと言われています。
代表作は「民衆を導く自由の女神」。


民衆を導く自由の女神
La Liberté guidant le peuple @ Musée du Louvre


ショパンとドラクロワって、白×黒という感じがします。(そういえば、お墓も・・(笑))
2人とも思っていることも、天才ゆえの自分しか感じない感覚という孤独も、そんなに変わらない。
ただ表に・・性格や作品に表れてくるものは、ちょっとだけ形が違います。

でも、ドラクロワに現れていた、上記のような黒い雰囲気はショパンも内にもっていたし
ショパンがもつ柔らかさや品、優しさ、寛容も、同じようにドラクロワも持っていたのだと思います。
だからお互い分かり合えて、なんでも語り合えたのでしょう。
本を読んでいて、ショパンにそういう人がいて良かったと、心から思いました。

CIMG4462.jpg
Portrait de Mme Leon Riesener
絵も音楽も、この世の中の空間に存在する
美や調和の究極の一瞬・空気を、作品にとどめるもの。
ドラクロワにとっても、ショパンは感覚を分かち合える
大事な人だったでしょう。

小説「葬送」の中で、この2人が語り合うシーンは本当に良くて・・
言葉の端々に、2人の優しさや気品、いたわりが溢れている、
とても好きなシーンたちです。
その口調は、私が日々、個人的にショパンの音楽から感じていた
ショパン像と寸分の違いもなく、そして
その話し言葉や呼吸、登場した時の空気は、
ショパンの音の置き方、音色・テンポにそのまま繋がります。


パリでもノアンでも、たくさんの語らいをもった2人ですが、ドラクロワは、
「ノアンでショパンが演奏してくれたこと、
それはこれまでのどんなおしゃべりよりも素晴らしかった」

といっています。

芸術を感じ合う、
これよりも多くの想いを共有できることはないのではないかと、思ったりします。
ショパンもドラクロワも、それぞれの絵、音の中に、
数々の「信頼のかけら」を見つけていたのでしょう。


「100年後に、皆が私のことをどう思っているか知りたい」と言い残したドラクロワさん。

色はあせるけれど、形が永遠に変わらない、メッセージの伝わってくる絵画たち見て
形がとどまらない音楽を演奏する者として、作品そのものの良さ、メッセージを
そのままの形でちゃんと残してあげたいなと、改めて思いました。

written in Jan 2010


Phrase >> Śladami Chopina >> Grand ami Delacroix 親友ドラクロワ


 

CD 「Movement~天と地と~ 二胡 杉原圭子」

70726.png
杉原圭子
OfficialSite
:: 演奏二胡 杉原圭子  ピアノ・編曲 早川奈穂子
:: CDディスク1枚
:: レーベルWENSHAO
:: 品番wens-001
:: 価格¥2,500


:: 曲目アヴェ・マリア
スラブ舞曲第2番
ひばり(チョクルリア)
Song From A Secret Garden
オブリビオン~リベルタンゴ
亡き王女のためのパヴァーヌ
オリエンタル作品50-9
新彊の春
CINEMA NOSTALGIA
Giulio Caccini / Naoko Hayakawa
Antonin Dvořák
Romanian Folk Song
Rolf Løvland / Naoko Hayakawa
Astor Piazzolla / Naoko Hayakawa
Maurice Ravel / Naoko Hayakawa
César Cui
Li Zhonghan & Ma Yaozhong
Joe Hisaishi / Naoko Hayakawa
  
:: 録音2009年9月3,17,24日
:: 発売amazon.gif   itunes.gif  JEUGIA三条本店  江南春琴行
 
 楽譜「アルバム・セレクション 二胡&ピアノ伴奏譜」も同時発売


 


 

阪神大震災15周年 「めぐる春に」コンサート ~いのちと復興を見つめて~

:: 会場六甲幼稚園(阪急六甲駅)
:: 時間13:30開演
:: 入場500円
:: 出演指揮・テノールソロ 檀美知生   合唱・ダンス 合唱団TERRA
ゲスト出演 神戸少年少女合唱団アリス
特別講演 久語孝雄 他
 
:: 演目 組曲「めぐる春に」
 ・めぐる春に  ・思い出す言葉  ・ひまわり
シューベルト「魔王」
組曲「無言館」より
 ・弟よ                    他10~15曲
 

 

Naoko Hayakawa

* 早川奈穂子 *

piano-hayakawa.jpg
She was born in Tokuyama-city,Yamaguchi prefecture. At the age of 4 she began to play the piano by ear(Mozart、Haydn etc.) and at the age of 7 she began receiving formal instruction.

She received a Bachelor's Degree in Music with a major in piano from the Osaka College of Music. She studied under Prof. Minoru NOJIMA in a special course for concert pianists. She was a finalist at the Iizuka Music Competition in Fukuoka and won 3rd prize at the Choko International Competition.

She also took part in master classes at the Eastman Academy of Music ('98 &'99), the MusicAlp Academie Internationale de Musique Courchevel in France ('98) and at the Moscow Tchaikovsky Conservatory ('04&'05). During that time, she performed at public concerts at the recommendation of her professors.

In 2001 she was awarded 1st prize at the Nowy International Music Competition and performed at the winner's concert . In 2006, she studied under Prof.Teresa Manasterska in Poland and received a master class diploma from Akademia Muzyczna im. Fryderyka Chopina , Warszawa.

She has studied with Eri KOBAYASHI, Toyoko HASHINO, Barry SNYDER, Masami KISHIMOTO and Dina YOFFE.
As a soloist and a chamber music pianist, she is trusted by many musicians & teachers. Actually she has performed in many concerts and recorded several CDs and has set out arranging and composing pieces for the Erhu (Chinese violin) & Piano or the Vocal & Piano. And also she is a jury of some competitions and an official accompanist at the International masterclasses in Japan.

 

演奏録 --- Piano --- Solo

2005年以前  2006年  2007年  2008年  2009年  2010年  2011年


iPad操作性改善用暫定コード(ver1.0.0.121220)